最近、Appleや金融機関を偽り、「アカウントを凍結した」などと不安を煽るようなメールを送り付けては
個人情報を盗もうとする「フィッシング詐欺」が急増しています。

▼ こちらが実際の詐欺メールの例。

こんなメールを初めて見た人は突然の内容に思わず焦ってしまうかもしれません。
ですが、一度冷静になってメールを読み返してください。

この詐欺メールはどこかの外国人が作成したようで
企業からのメールにしては所々おかしな箇所が多く、
メール内容にさえ注意しておけば詐欺被害は回避することが可能です。

まずはメール本文から見てみましょう。

“こんにちは!”

こんにちは!・・って、いきなりそんな軽いノリで挨拶してくる企業ってどうなんですか?
いやまあ、そういう企業も無くはないとは思いますが・・
ともあれ、まず本文の出だしからおかしいですよね。

“個人情報が一部のネットショップサーバーに不正取得され”

なんだかここも少し違和感を感じます。
ネットショップサーバーとは・・

“銀行システムがアップグレードされましたが、”

なんだか言葉足らずですよね。何がどうアップグレードされたのでしょうか・・
それに日本人ならもっと他に言い方があるような気がします。
「システムをアップグレード」よりは「セキュリティを強化」とかの方がまだしっくりきます。

「されました」なんて言い方もなんだか他人みたいな言いかたですよね?

“貴様のアカウントの利用中止を避けるために…”

ユーザーに対して「貴様」だなんて、あり得ないですよね。
どうやらこのメールを作成した外国人は「貴様」を敬語と勘違いしているようです。

次は送り主の名前をタップして送信元のメールアドレスを見てみます。

▼こちらは確認してみると一目で詐欺メールだとわかります。



企業からのメールアドレスなのに、Yahoo!メールが使われています。(しかもおそらく無料版)
れっきとした企業ならばこのようなことはあり得ません。
企業からの連絡は必ず専用のメールアドレスで送信されると思って良いでしょう。

また、あ誘導先のURLリンクについては、アクセスはしませんが
おそらく企業ホームページに似せて作られた偽のサイトが表示されます。
間違っても個人情報は絶対に入力しないようにしましょう。

こちらでご紹介しました詐欺メールの内容はほんの一例となります。
時が経つにつれて次々と新しい手口の詐欺が登場するので
突然の詐欺メールにも対応できるような注意深さが必要になります。

皆さんも、このような詐欺メールの被害に遭わないよう、注意してくださいね。

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