2014年頃からよく耳にするようになったMVNOや格安スマホといったキーワードはその圧倒的な価格の安さを武器に、急激な契約者数の増加を見せています。日本ではDoCoMoやSoftbank、auがキャリアとして大多数を占めていて、そこに加わるようにもともと通信サービスを持っていたYahooやOCNだけだはなく、ECモールを展開する楽天の楽天モバイルなどもMVNOに参入するなど、ニーズの高まりと同時に提供元も増加し、企業間で差別化された様々なサービスが利用者に提供され始めてきました。MVNOの契約のなかで各社が用意する端末は、その安さを際立たせる為にAndroidを搭載した専用端末が主流であり、月々1000円代での契約も可能になるなど高い価格優位性を誇ります。しかし日本ではiPhoneの人気は根強く、iPhoneを使用したいといった声が多いのも事実です。ですが、安いのは知っているけど実際格安スマホってどうなの?というユーザーにMVNOをキャリアとしたiPhoneを使用するメリットとデメリットをご紹介します。
MVNOを使用するメリット
① 通信料が安い
なんといっても魅力は通信料の安さ。3大キャリアと比較すると同じプランでも平均5000円ほどは値段が下がります。最安値だとなんと500円前後の通信費で使用する事ができます。ポイントはApple StoreでSIMフリーのiPhoneを購入し、キャリアを自分で契約すること。そうすることで安くiPhoneが使用できます。
② キャリアの2年縛りがない
DoCoMoやSoftbank、auで煩わしいのは2年間解約できない上に、解約しようとすると違約金がかかってしまうこと。そうしたこともMVNOでの契約ではほとんどの会社でありません。
③ SIMカードを用意すれば端末を問わない
SIMフリー用の端末を購入すればiPhone6であろうが、iPhoneSEであろうが端末を問いません。そのため、その時々で端末を変えてしようすることも可能。
MVNOを使用するデメリット
① キャリアのメールが使えない
~@docomo.ne.jpや~@i.softbank.jpといったキャリアのアドレスを使用することができなくなります。長年同じキャリアで契約しているユーザーはその変更が面倒になる可能性も。変更後はGmailやyahoo mailなどのフリーメールアドレスを登録することができます。
② 電話代が高い
通信料金は安いが、通話代はカケ放題などのプランが無いため高くなる可能性があります。今はLineやSkypeでのデータを用いた通話をできるため、そうしたアプリを使用して通話料を抑える方法もあります。
③ 通信速度が不安定
実はMVNOの回線はDoCoMoやSoftbank・auから回線を借りて通信を行っています。そのため、回線が3大キャリアとは異なるために通信速度に不安が生じる可能性もあります。
MVNOと契約したiPhoneのメリットとデメリットをご紹介した上で今後のキャリア選定にご参考にしてください。