昨日の8月31日にiPhone7の新しい情報がリークされ
iPhone7には防水レベル「IPX7」相当の防水機能が備わっていることがわかりました。
前々から噂になっていた防水機能が、ここで一気に現実味を帯びてきて
みなさんも今から発売が楽しみになってきたところかと思います。
さて、「IPX7」についてですが
「IPX7」とは、「IEC(国際電気標準会議)」によって定められる防水規格のレベルの一つです。
保護等級IPX0~IPX8までのレベルが設定されており、
IPX7の場合、「一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない」というもので
保護等級のなかでもかなり防水レベルの高い性能となっています。
「これならiPhone7を水中で使用しても水没の心配はない?!」って思ってしまうかもしれませんが、
実はスマホの防水機能は言われるほど万能ではありません。
ここで注意していただきたいのが、一般的に「防水スマホ」とは常温の真水に濡れることを前提に考えられているという点です。
つまり、水道水や雨で多少濡れるぐらいは平気ですが、
海水や汗、選択・食器洗いなどの水に対しては故障する可能性があるということになります。
なぜこれらの水が故障の原因になるのかということですが、海水や汗には塩分などに含まれる不純物が
スマホの金属部分に腐食を引き起こし、端子部分がサビついたりショートしたりしてiPhoneが壊れてしまうからです。
裸のiPhone7を海水に沈めることはもちろんのこと、多量に汗をかく夏の熱い季節では
ポケットに入れていただけなのに汗により故障して「水没扱い」となった例もあるらしく
防水スマホの使い方には十分な注意が必要なようです。
またこの他に、お風呂での入浴中の使用も危険です。
熱いお湯によって暖められたスマホの内部に結露ができ故障する可能性もあります。
「常温の」真水に限るという制限はこのためです。
入浴中は防水スマホは使わないようにしましょう。
AppleCareなど充実した保証サービスを持つAppleですが、
基本的に水没による故障の場合では保証の対象外しまい、修理には高額の費用が必要になります。
防水機能が備わったからとはいえ、無茶な使い方をするのは避けた方がよさそうです。
これまで通り使い方には気を付けて、防水スマホを使用していれば
より故障する心配なく、長く使い続けられる という認識でいるのが良いでしょう。