フィーチャーフォンを使用する人が減り、スマホ利用に移行する人たちが増えてきましたが、スマホはオリジナル色を出しにくいといわれています。通常はストラップを付けることができませんし、自分らしさを発揮しにくいのが特徴です。しかし、スマホケースを活用することにより、オリジナリティを生み出せます。製作業者次第でデザインは異なることになりますが、業者の選び方に気を付けることにより満足できるケースを手にすることができます。
ケースの種類
スマホケースと一言でいっても様々なものがあります。大きく分類した場合、カバータイプとフレームタイプ、手帳タイプに分けることができ、それぞれ特徴やメリットを持っています。
まずカバーケースは、他の材質に比べて頑丈なものが多く、最も一般的なタイプでしょう。プラスチックをはじめとした素材で作られることが多く、画面以外、側面と背面をスマホのケースが覆う形になっています。オリジナルスマホケースの作成を手掛ける業者に依頼することで、背面部分に自分が好きなデザインを施せますし、使用する素材にこだわることにより、たとえスマホを地面に落としてしまったとしても衝撃を吸収しやすくできます。
フレームタイプは側面だけをケースが覆う形となるので、元々のスマホのデザインを活かしたまま活用したい人や、シンプルなデザインが好みな人に人気があります。スマホケースに求められている機能のひとつに、衝撃をできるだけ防ぐという目的があるのですが、このフレームタイプであれば効果が期待しにくい可能性もありますし、キズが付く恐れもあります。しかし根強い人気を誇っていますので、このタイプのケースにする場合は、画面だけでなく背面にも保護シートを貼るなど工夫しましょう。
手帳タイプは他の種類とは違い、画面も覆うことができるので、プライバシーの保護や落としてしまった際も比較的安心です。より高度なオシャレを作りだしやすく、カバータイプのオリジナルケースは人気を博しています。
ハードケースとソフトケースのように、使用する素材で分類することも可能です。ハードケースはプラスチックをはじめとした固い素材を使用しており、対してソフトケースはシリコンのような比較的柔らかい素材が用いられています。業者によってケースの種類分けには多少差がありますが、製作を希望する際には自分にとって理想的なタイプを決めておくと良いでしょう。
デザインの再現力
オリジナルスマホケース作りの際に最も重要なのは、デザインの再現力を確かめることです。より良いオリジナルデザインが施されていても、プリント技術やデザインで違いが出ます。価格や素材、タイプ、納期など、様々なポイントがあるのですが、デザインの再現力は特に重要ですので、製作業者選びの際には要注目です。製作業者の公式サイトには、各商品の写真が公開されているので隅々まで確認しましょう。
イチからオリジナルデザインのケースを作る際には、より細かいチェックが必要です。印刷手法や染料次第でデザインの再現力は大きく異なることになります。元々用意しているデザインのクオリティや細かさによっても仕上がりに影響が出るので、すべての工程で手を抜くことはできません。
オリジナルスマホケースの作成を検討するなら、業者の選び方は重要となります。実際に依頼をする前に詳細について回答してくれる、さらにプリント後に検品や印刷状況の確認を行ってくれるなど、注意深く確認した上で選ぶようにしましょう。
最小ロット
既製品のスマホケースを購入する際は、気軽に1個から購入できるのですが、世界に一つだけのオリジナルデザインのものを作る際には最小ロット数を確認しなくてはなりません。ロット数というのは発注数のことをいい、例えば「最小ロット数が5つ」の場合は、5つ以上でないと発注できません。これはスマホのケースに限ったことではありませんので、製品を発注する際にはこの最小ロットを確かめるようにしましょう。
販売業者が消費者に対して販売する場合に発注するのであれば一度に複数個の注文が可能ですが、一般消費者がオリジナルスマホケースを注文する際には、通常は1個だけを希望するケースが多いです。一般消費者から注文も受け付けている製作業者の大半は「最小ロット数が1つから」になっていますが、実際に依頼をする前にロット数のルールを確認しましょう。また、他にもルールが設けられている可能性がありますので、しっかりとチェックしてからの利用をおすすめします。
まとめ
オリジナルスマホケースを作ることにより、自分だけのスマホに変身させることができるので、より愛着を感じやすくなります。しかしスマホケースを自分だけで作るのは困難ですし、クオリティのことを考えると製作業者に依頼するのがおすすめです。自分が希望しているケースの種類やスマホ機種に対応しているのか、デザインの再現力は高いのか以外にも、ロット数や納期にも気を付けてください。業者の選び方にも注意しましょう。
