携帯ストラップとスマホケース
いわゆる、フィーチャーフォンやガラパゴスケータイなどと呼ばれる携帯電話の利用率とスマートフォンの利用率が2013年度前後に逆転して以降、今ではフィーチャーフォンよりも多くの人がスマートフォンを利用しています。
年代によってスマートフォンとフィーチャーフォンの利用率は大きく異なりますが、やはりというべきか、新しいものを取り入れやすい若い世代のほとんどはスマートフォンを利用する傾向にあります。とりわけ10代のスマートフォン利用率は目を見張るものがありますから、スマートフォン世代とすら呼ばれているのも頷けます。
フィーチャーフォン世代の日本人にとって、携帯ストラップという文化を想起することができる人は多いのではないでしょうか。それほどまでにフィーチャーフォン時代における携帯ストラップは身近なものでした。
携帯ストラップを使用する理由として、まず落下防止というものがあります。携帯電話を購入すると、極めてシンプルな携帯ストラップがついてきたということを経験した方も多いと思いますが、後期になってくると、落下防止というよりもむしろアクセサリーとして使用されることが多かったようです。そのようなアクセサリーとしてのストラップには、ファッションとしての機能と自分の携帯電話であるとすぐにわかるための機能などが期待されていました。
スマホケースも携帯ストラップと似たような変遷を辿っています。スマートフォンの登場にあたっては比較的シンプルなソフトケースかハードケースのスマホケースがほとんどでしたが、今ではスマホケースもファッションの一環であると考える人も数多く、様々なスマホケースが登場しています。
手帳型の魅力
ソフトケースやハードケースをはじめとする色々なケースが登場する中で、とりわけ存在感を放って売上を伸ばしているのが手帳型スマホケースです。実際に使っている、あるいは実際に使っている人を見たことがあるという人も多いかと思いますが、手帳型の魅力はどこにあるのでしょうか。
他のスマホケースに比べて収納機能が便利であるということが、人気を博している理由のひとつです。一般的な手帳型スマホケースを開くとカードなどを入れておくことが出来るカードポケットがあり、ここに定期などのICカードやポイントカードを収納しておくことができます。つまり、定期入れなどを別に持たなくても構わないオールインワンという大きなメリットがあります。オールインワンの場合、仮に紛失したときはその痛手も大きくなるので注意が必要ですが、それをとっても手帳型スマホケースには余りある魅力があるからこそ人気の商品になっています。
実際に触ってみるとわかりますが、手帳型はそのデザイン性も然ることながら、かなり丈夫であるということも利点のひとつです。手帳型はスマートフォンを前後からきちんと覆ってくれるので、落下時のスマートフォンへの負担を抑えてくれるだけではなく、ディスプレイがむやみやたらと傷つくことを防いでくれます。スマホをバッグに入れて持ち運ぶ場合などに前後をきちんと守ってくれるのは、非常にありがたいことです。先ほど紛失の痛手が大きいことを注意点として挙げましたが、前後をきちんと守ってくれるという強みを活かしてバッグなどに入れて持ち歩くくせをつけておけば、その危険性を引き下げてくれることが期待されます。
手帳型スマホケースは、そのファッション性も大きな魅力のひとつです。先ほど述べたように、スマートフォンの利用率は若い世代のほうが高いですから、流行りに敏感な若い世代の心をつかむためにも、スマホケースに高いファッション性が求められることは明らかです。手帳型スマホケースにはレザー素材がよく使われており、着色や加工の幅も広いため本当に様々なデザインが登場しています。
機能性とデザイン性
ウェブサイトや店舗などでスマホケースを探してみると、本当に数多くの製品があることに驚かれると思います。その中でも手帳型は機能性とデザイン性の両方を追求したいという人には特におすすめで、あれこれと選んでいるだけでも楽しいこと請け合いです。
傷に強くファッション性が優れていることに加えて、なにより収納機能が充実していることから人気商品になっている手帳型スマホケースですが、人気があるということは多種多様なケースが販売されることにつながってくるので、これからも様々な機能やデザインを持ったものが登場してくるでしょう。
たとえば最近では女性からの人気に応えて、鏡付きの手帳型ケースが販売されています。化粧ポーチの中からわざわざ手鏡を取り出さなくても、ちょっとした時間に身だしなみを整えることができますから、現代の忙しい女性にもおすすめです。
もはや生活に欠かせない存在になっているスマートフォンをより使いやすく、よりお洒落にするためにスマホケースもお気に入りのものを探してみてはいかがでしょうか。
